いいと思うこと

ここしばらくは心千々に乱れる日々を多く過ごしました。これほどまでに被害が大きくなってしまった豪雨、タイの洞窟から救助された少年たち、西へ進む台風。心配なことのほうが多かったですね。

大きな災害があると、自分の無力感を見せつけられているような気持ちになります。雨を止められるはずもなく、流された家々を元に戻すスーパーパワーがあるわけでもなく、莫大な額の寄付で損失を補填できるわけでもない。できるボランティアとできないボランティアがあって、自分のしていることはあまりにも小さすぎるのではないか、もっとするべきことがあるのではないか、と、東日本大震災のときにもずっと思っていました。

でも、前もここに書いたかもしれないですが、石巻市の仮設住宅の集会所で、ボランティアで無料のニットカフェのお手伝いをしていたとき、帰りがけに1人の女性に呼び止められました。

「遠くから来てくれて本当にありがとうね。編み物なんて久しぶりで、こんなに楽しいのかって感激した。みんなとおしゃべりできたし、コーヒーもお菓子もおいしかった、本当にごちそうさま! それにね、全部、全部に感謝してるの、日本中、世界中からたーくさんのボランティアさんが来てくれたこと、いろんなことたくさん手伝ってくれて、本当に助かったわ、それから物資もご寄付もいただいて。ありがたかった。いろんな人に支えられてなんとかやってこれたのよ、本当にありがとう、本当に感謝してるからね」

自分のような、多額とは言えない少しばかりの寄付と、ほんのちょっとの編み物のお手伝いのような小さなことでは不十分すぎるのではないかとずっと不安で曇っていた目の前が、ぱっと明るくなったような気がしました。ほんの少しでも、できることをしてよかった、と思えました。いま思うとあの女性も、誰かに感謝を伝えたかったんだろうなと思うのです。私はラッキーにもその役目をもらえましたが、誰がいくらの寄付をしても、お金自体も、寄付をしようと決めた気持ちそのものも、受け取る側の方々に届いているし、誰かはきっとかわりにお礼を言われているのだなあと。

災害が起こると、いつまでも赤十字への寄付は役員報酬になるとかいうデマが流れ続けて、それで躊躇してしまうこともあるのかなあと思います。義援金は運営資金には回らず、手数料もなしで全額被災者に届くと発表されていますので、私は大きなところからまとめて寄付が届くほうが手間が少なく、結果的に被災者の方々が受け取る額が多くなるだろうことから、なるべく大手に寄付をしています。ありとあらゆるポイントは可能な限りその時点で手持ちの全額を(といっても大した額ではないのですが)寄付しています。いらないカタログギフトから選ぶようなリターンのポイントなら、寄付したほうがずっと気分がいいです。それに、台風や大雨、地震など、ポイントが失効するまでに必ずなにかの災害が残念ながらあるんですよね。だから無駄になることも私はないです。

ネガティブな情報に惑わされず、自分がいいと思うことを続けるしかないですね。微力でもなにかしたいといつも強く思います。

 

 

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心千々に乱れたためあまり読書が進んでいないのですが、わりと最近買った本。右は評価が高かったオモシロ系。仕事を辞めた女性がまわりの人々とペーソス漂うおかしみのあるやりとりをしてゆく感じのようです。まだ数ページしか読んでいない、でも面白い。装丁のデザインも素敵。左は短い章立てで、天才と呼ばれる著名人らの、ときに平凡でときに奇抜な習慣などを紹介する1冊です。これも面白い。雑学魂もくすぐられます。

 

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手話の本はなぜ買ったかといいますと、私は常々、「あの宣伝コピーの日本語はおかしい」「あそこの看板の英語は間違ってる」などと粗探しのようなことをついついしているのですが、それはひとえに言語への興味が強いからなのですが、あるとき急に、「こんな揚げ足取りみたいなことばかり言っていてなんになる……」とむなしくなったことがありまして。それで、そんなに言語関係に自信があるんなら、手話でも覚えたらいつか誰かの役に立てるかもしれない、と思い立ったのでした。こちらの本、読んでみたらまた面白いんです。文字の成り立ちみたいなものだけでもすごく興味深くて、50音は意外とすぐ覚えられそう。いまできるのは、「私の名前はナンシーと申します、よろしくお願いします、ありがとう、元気元気」です。最後のはなぜかと言いますと、よく使う表現みたいなページに「よろしくお願いします・ありがとう・元気」という表現がまとめて載っていたのでそのページは覚えたから。なのでいま自己紹介をすると元気のアピールまでおまけでついてきます。大学で一番お世話になった教授は、日英の手話通訳ができるという稀有な人材でした。愉快な先生で、授業で難しいスペルの単語が出てくると、手話でアルファベットを示してヒントを出してくれたのですが、生徒たちは「わかんないよ!」とか言ってウケてるだけでした。いま思うと、あそこでアルファベットの手話を勉強しておけば、ヒントも解読できたし自分の財産になっていいことづくめだったのに……! でもこれからがんばります。未来の自分に期待だ。

 

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勝手な使命感を持ってご紹介している、海外ドラマに登場する編み物シリーズです。『NCI』Sのジヴァ・ダヴィード捜査官、お見合いパーティーに潜入して、おそらくフェミニンな趣味があるというアピールをしようとしたんですね。古い感覚ですけれどもね。でも英語にやや難があるイスラエル人のジヴァさんは編み物っていう単語が出ない、という話です。頑張ってよ……! これ何年前の作品なんだろうなー。

 

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こちらは『リゾーリ&アイルズ』のリゾーリさん。どんな話をしていたか忘れたのですが、これ英語ではニッティングマシーンって言ってるだけだったんですよね、ただの編み機なんですよ。セーター編み機って一体何??? 謎字幕です、文字数も増えちゃってるし。まあそんな粗探しアゲインはどうでもいいから自分の編み機を今年こそしっかり稼働させたいですね、ほんと。やりたいことがありすぎて困ります。楽しいけど!

 

 

 

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