HK Maskと縫ほう上手

大変な状況にある方々がたくさんいらっしゃる中、自分はどうということはない、そう思いながらも、世界中が本当に苦しい状況にあるということ、いまも病気と闘っている方が多くおられるということ、ギリギリのところで踏ん張っている医療従事者の方々がいらっしゃること、そうした実情に、あまりに自分が無力すぎて、気持ちが塞ぎます。

なんかしばらく編み物する気にならなくてね、ずっと休んでました。私にとっては編み物は仕事であり、仕事の息抜きであり、趣味であり、つまり日常そのものだったわけです。だから、なんかこんな日々全然日常じゃない!って思って、いかにも日常っぽい行為を遠ざけていたのかも。

私は普段から90%以上家にいる居職で、通勤電車なし、社交嫌い、という事情で外出自体あまりしないので、篭っていること自体は正直なんの苦でもありません。普段接触する人数もわずか、8割減したらもう、1人になんて到底満たない日ばっかり。指4本とか??

そんな私でも気が塞ぐんですから、普段たくさん出かけて楽しんでいらした方々、慣れないリモートワークに挑戦中の方々、休校のお子たちのお世話のある方々、本当にお疲れ様です。

書き物etc. の締め切りはありがたいことに普段通り頂戴しているので、ニュースにしょっちゅうカッカし、そしてその憤怒は投票行動に反映するのだと自分に言い聞かせることで、その場での怒りを振り払って仕事に没頭するばかりでした。そんな中、編み物でない息抜きとして私を救ってくれていたのが、HK Maskづくりでした。この記事を読んだのです。
日経BP Beyond Health 「香港の化学博士が発案、高機能DIYマスク『HK Mask』とは」

 

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立体的なマスクです。「手作りマスクでありながらフィルター次第で現在医療用マスクの標準である『N95マスク』に近い機能性を発揮できる上に、作り方やメンテナンスが簡単」とあります。私はWHOやCDCによる「陽性者や医療従事者以外のマスク着用は無意味」という呼びかけを読み、ごく初期はある程度人のいる電車などでしかマスクはつけなかったのですが、想像以上に無症状感染者が多いことから、症状がない人が人にうつさないために役に立つ、そして近距離での飛沫を防ぐ予防的意味はある、とそれらの機関がアナウンスを軌道修正して以降、まあほとんど出かけないですけれども、出るときにはマスクをつけるようにしています。突然声を出すかもしれないですしね、絶対しゃべらない!と思っていても、車に轢かれそうになったりしたら大声でぎゃあと叫ぶでしょう。そういうときにはつけておくべきです。というかいま病院に負担をかけたくないので事故に遭わないようにとっても注意しなければなりませんね。

記事に型紙へのリンクがあるので、印刷してとりあえず作ってみました。でも大きそうだったから、成人女性用Mサイズを縮小して、最終的にMサイズの90%を、さらに私は鼻が高くありませんのでね、カーブをまろやかにしました。みなさまのご参考のために申し上げますと、私はなんというか比較的顔が小さいタイプです。面の皮は厚いです(聞かれてない)。

つけてみると本当にぴったりしてよいんですよ。不織布マスクだと横がバカッと開いちゃいますが、それもない。本当は上の写真にあるように黒い紐を通して後ろで結ぶんですが、それだとかなりしっかりぴっちりします。でもディスタンシングができそうな外出だったらそこまでしなくても大丈夫じゃないかなーとも思うのです。どうしても人の多い電車に乗ったり、人の集まるところに行ったり、ということが必要なときには心強いと思います。中にティッシュペーパーやキッチンペーパーを挟むんですけど、紙は繊維の方向があるから90度回転させて重ねるとよりフィルター効果が高まる、というような書き込みをインスタかなんかで見ました。

 

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上が最初につくった全手縫いバージョン。右はリコティーにいただいたスターウォーズのスープジャー。センキューです愛用しています! このときはマブダチのユチにもらった台湾土産の台湾ティーを入れてちびちびすすりながら作業していました。ああ台湾、しばらく行けない台湾、というかしばらくどこにも行けない……!!(号泣)

私のミシンは石巻チームのメンバーに貸しっぱなしなのです。そこで手縫いでスタートしたのですが、全部手縫いでするのも、無心になれて禅feelingでよかったものの、やっぱり時間がかかってしまうので、必殺のお道具を取り出しました。それが! 「縫ほう上手」です!!

 

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じゃじゃーん。

これは本当に優れものでね、ホビーショーで見つけたんだと思うんですけれど(今年はもちろん中止……涙)、高機能布用ボンドです。裾上げなんか切ってこれをぬりぬりしてアイロンしたらバチッと決まります。もう私、裾上げで針を持たなくなったよ。まあデニムばっかりなんで繊細な生地でのお仕事は試したことない、ごめんな。とにかくアイロンまですればかなり強力にくっつくので、洗濯機にかけても大丈夫になりますよ。それで下の真っ白バージョンを作りました。これね、さらしです。外側と内側の生地をあわせるんですが、外はさらしを二重に、内は一重で。

 

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ブロードやリネン混の生地などなどでいろいろ作りました。生地も溜め込んでたんですけれども、私はすべての材料が家に揃っていたんですよ。耳紐は内藤商事さんのTシャツヤーン、「ファブリン」。白がいちばん伸縮性が高いのでおすすめです。染料がかかっているとあんまり伸びないことがわかりました。まあもともと伸ばすためのものではないからね。黒い紐は編み物用だか手芸用だか忘れましたが私の大量の毛糸・クラフト材料在庫の中にちょうどいいやつが入っていました。鼻のワイヤーはテクノロートでバッチリ。これはね! あみぐるみの足の芯ですよ!

 

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この人たちのあしの中に入っている棒! テクノロートはマスク特需で品薄になっているらしいが、たんと持っている私!! 知ってますか私あみぐるみ作家なんですよ!?

 

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さらしはつけ心地がよくて人気です。祖母の家にあったりしたのを捨てないでとっておいてよかった……

 

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このCHECK & STRIPEの小さな星柄ぐらいが柄としてはなじみやすい感じですかね。コットンにリネンが混ざっていて、ハリがあるので立体がきれいに出ます。

 

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上の写真に出てくる茶色に幾何学模様の布とかとってもかわいいんですけど、私がするとなんていうんですか、ウォーキングデッドのダリルみ? そこはかとないヤンキー風味? 「みんな 丸太は持ったな!!」的なバトルみが生まれるんですよ。どうしてでしょうね?? 世の中には柄をすごくかわいくつけてらっしゃる方々がおられてうらやましいです。上の一番下にあるミントの地色にアイス柄の布はダブルニットって言うんでしょうか、柄と地が逆色のが2枚重なっている生地です。厚めです。このマスク制作、縫ほう上手で全部やりたいところだがこのど真ん中の線は縫い代を割らないとごろごろするのでここと、あと相当しっかり留めたい耳紐の根元だけ手で縫ってるんですが、生地に厚みがあるとど真ん中の線の縫い目が表に出ないのでいいです。そんでつけ心地もよいのです。派手柄ですが、茶色地のよりは謎になじみます。ただこれからの季節は暑そう。冬にはおすすめ! 冬にはどうなっているんでしょうかね、一体……

まあとにかくマスクに没頭したら、最近編み物もできるようになりました。編み物に戻ると、すごい私うまいんじゃない!?とか錯覚します。やっぱり裁縫的作業が自分でも相当おぼつかないんでしょうね……

縫ほう上手での作り方の詳細をお知りになりたいという方がいらしたら、今度詳しく書きますのでお声掛けくださいまし!

 

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